テニス肘
テニス肘とは、名前の通りテニスをすることで発症しやすい肘の炎症のことで
正確な病名は、上腕骨外上顆炎および上腕骨内上顆炎といいます。
■ テニス肘の発生
テニス肘の発生はテニスの練習量に比例して高くなり、週3日以上、1日2時間
以上プレーする人は、それ以下の人に比べ2〜3倍の発生率とされています。
もちろんテニス選手だけでなく、手をよく使う仕事をしている人も起こしやすく
加齢に伴い発生率が高くなる傾向があり、30〜50歳代がテニス肘のピークです。
■ テニス肘の種類
テニス肘は上腕骨外上顆炎および上腕骨内上顆炎の総称であることは先述しました
が一般的にはそれぞれバックハンドテニス肘、フォアハンドテニス肘と呼ばれる
ことが多いです。
○ バックハンドテニス肘(上腕骨外上顆炎)
テニス肘といわれるほとんどは、このバックハンドテニス肘です。バックハンド
ストローク時に手首を固定するための筋肉があるのですが、この筋肉は肘から先
の筋肉の最も弱い筋の一つとされており、この筋肉に疲労がたまることが炎症の
一番の原因となります。
バックハンドテニス肘は、上腕骨外つまり、肘の外側が痛みます。
○ フォアハンドテニス肘(上腕骨内上顆炎)
フォアハンドテニス肘はトップスピンサーブやストローク時の手関節のスナップが
原因となるため、上級プレイヤー になるほど多く見られます。
フォアハンドテニス肘は上腕骨内つまり、肘の内側が痛みます。
■ テニス肘の症状
テニス肘では、肘の内側、外側に痛みが生じ、軽い肘痛からラケットやドアノブ
が握れなくなるだけでなく、日常生活動作にも障害がでるものもあります。
テニス肘は重症ともなると痛みがかなりひどくなりますが、腫れることはなく、
関節の動きも正常で、X線上でも著変はありません。男女差はないといわれて
いますが、中年の女性に多くみられます。
■ テニス肘の治療
急に痛みが出てきた場合亜は、テニスを控え、肘に負担をかけずにアイシング
を行う治療がメインになります。それでも治らない場合または痛みが慢性的に
なっている場合にはレーザーの局所照射などの物理治療を行うことがあります。
■ テニス肘の予防
テニス肘の予防に効果的なのは前腕筋力の強化とストレッチングです。とくに
ストレッチングはウォーミングアップとクールダウンとテニスの前後に行う
ことが大切です。
また、悪いフォームが肘に負担をかけていることもありえますのでフォームの
修正や技術に応じた用具の選択、年齢や筋力に合った練習時間を設定すること
も重要です。